脂肪は筋肉に変わる?
筋トレをしていると、「脂肪は筋肉に変わる」というような説を聞いたことはありませんか?
実際に僕もこのようなことを聞いたことが何度かあります。
結論から言いますと、脂肪は筋肉には変わりません。
「筋肉大きくするためには、たくさん食べて脂肪でもなんでも良いから大きくして、その後に絞って筋肉を残しなさい」みたいなやり方があります。
ただ脂肪というのは、直接的に筋肉には変わらないです。
そもそも筋肉は主にタンパク質でできており、脂肪は脂質からできており、全く別の物質です。
直接的には変わらないのですが、ストレスを与えるために脂肪をつけて重量を伸ばそうとか、逆に脂肪をつけることでストレスを筋肉に与えられるのであれば、いずれ筋肉に変わるといえば変わります。
ただ、これはかなり難易度が高いです。
この方法を取る場合には、食べたら食べた以上に負荷をかけなければいけません。
ただ単に食べていつもと同じようにトレーニングしても筋肉に変わることはありません。
筋トレをすると脂肪が減って筋肉が大きくなるのは、筋トレでエネルギーとして脂肪が消費され、筋肉に負荷が掛かって太くなるからです。
ここを勘違いしてしまうと、ただ太ってダイエット/減量で大変な思いをして、遠回りになってしまいます。
脂肪を増やすと体が大きくなったような気になるのですが、減量してみると元に戻るということはよくあります。
そのため今からトレーニングを始めるような人は、体重の増やし方には気を付けた方が良いです。
ここからは脂肪を増やしすぎてしまった場合の対処方法について、書いていきます。
①筋トレをメインで行い、サブとして有酸素運動を行う。
脂肪を減らしたいのであれば、有酸素運動が必要です。
有酸素運動はやりすぎてしまうと、筋肉まで分解してしまいます。
そのため、筋トレをメインとして行い、短時間の有酸素運動を同時に行うことがお勧めです。
午前中ウエイトトレーニングを行ったら、夕方に15分くらいウォーキングをする、といった感じです。
筋肉量が増えていけば、基礎代謝も上がっていきますので、有酸素運動の頻度はうまく調整しながら行っていきましょう。
②極端な食事制限はしない。
痩せるための極端な食事制限はやめましょう。
体がエネルギー不足になると、筋肉を分解してアミノ酸とエネルギーを生成しようとします。
ですので、食事制限ではなく必要な栄養素をバランスよく取ることがとても大切です。
僕は増量のときは白米を食べ、減量の時には玄米を食べたりしています。
あとは、タンパク質をしっかりとっておけば問題ありません。
体重×2倍は取るようにしましょう!
・まとめ
筋肉と脂肪は別物です。
脂肪が筋肉に変わることは、直接的にはないです。
無駄な脂肪をつける必要はありませんが、目的があって増やす分には全然良いと思います。
バランスの良い食事をとって、筋肉をうまく増やしていきましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございます。